セルヒオ・ラモスの古巣帰還は実現せず…セビージャ副会長が言及

[写真:Getty Images]

元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(37)の古巣セビージャへの復帰の可能性が潰えた。スペイン『マルカ』が伝えている。

2022-23シーズン限りでパリ・サンジェルマン(PSG)を退団したセルヒオ・ラモス。新天地に関してはビッグネームを乱獲するサウジアラビア、直近の報道で獲得オファーを掲示したとされるメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミ行きが取り沙汰される。

しかし、37歳DFの第一希望はサンチェス・ピスフアンへの帰還と見られていた。

そういった中、セビージャで副会長を務めるマリア・デル・ニド・カラスコ氏は、3日夜に行われたラ・リーガのイベントでセルヒオ・ラモス復帰の可能性に言及。復帰への扉を閉ざす旨の発言を行った。

「セルヒオ・ラモスは現時点でセビージャのオプションではない。彼は我々の育成システムが輩出した素晴らしいプレーヤーだが、現時点で彼とセビージャの間には何もない」

セビージャ生まれのセルヒオ・ラモスは、8歳でクラブのカンテラに加入。その後、2004年にファーストチームデビューを飾り、すぐさま右サイドバックの主力に定着。しかし、高額年俸での10年契約の要求を突っぱねられた腹いせのような形で、2005年に契約解除金を支払ったレアル・マドリーへ物議を醸す形で完全移籍した。

その後は徐々にクラブとの関係修復が図られた一方、セビジスタとの関係は一向に改善されず。サンチェス・ピスフアンでの試合時には自身だけでなく家族への誹謗中傷も確認されていた。

それでも、セルヒオ・ラモス自身はキャリアの最後を地元クラブで終えたいという気持ちが強いと言われていたが、大幅な減俸に加え、ウルトラスを中心にファン・サポーターとの関係改善が必須と見られ、実現の可能性は極めて低いと報じられていた。

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