イタリア1部のASローマは3日、adidasとのパートナーシップ締結を発表した。契約は2023-24シーズンから複数年で、その期間については「長期パートナーシップの始まり」とだけ伝えている。
adidasは男女チーム、ユースチーム、eスポーツチームなどにユニフォーム等を提供するとのこと。
また、今回の契約によりNew Balanceとのコンビは2シーズンで終了することになった。
ローマとadidasがコンビを組むのは今回で3度目だ。
最初は1977-78から78-79シーズン。2度目は91-92から93-94シーズンだった。とりわけセリエAが大きな注目を集めるようになった90年代のユニフォームは、そのデザインが今でも高い評価を得ている。
そこで、adidasがローマに残した90年代の2つのホームキットと当時の胸スポンサーをご紹介しよう。
ローマ 1991-92
ローマ 1991-92 adidas ホーム ユニフォーム
選手:マルコ・デ・マルキ
adidasとの2度目のパートナーシップ最初のキットはこの1991-92モデルで、襟や袖口を彩る鮮やかなイエローが印象的なデザイン。エンブレムのオオカミは胸ではなく左袖に配している。
ローマ 1992-94
ローマ 1992-94 adidas ホーム ユニフォーム
選手:シニシャ・ミハイロヴィッチ(左)、アベル・バルボ
92-93、93-94の2シーズンで使用したホームキットは、よりジャッロロッシ感の強い配色。襟にもadidasの象徴スリーストライプスを走らせる。“王子”フランチェスコ・トッティがトップチームデビューを果たした時代のユニだ。
この時代のユニフォームと言えば、胸の「Barilla」のロゴマークも象徴的な存在。“バリラ”と読み、パスタを主力とするイタリアの食品企業だ。日本にも「バリラジャパン」があり、現在でも同社の製品を販売している。
23-24シーズンモデルの胸スポンサーは日本企業TOYOTAも候補の一つと噂されているが、どの企業と契約するにしても近いうちに発表があることだろう。
レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!