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椎葉村・椎葉中(坂元亮一校長、52人)は6月29日、3年生が人口減問題について探究したことを村職員や村議に発表する「近未来会議」を村議会議場で開いた。15人の生徒がグループごとに取り組んできた「空き家活用」「情報発信」「スモールビジネス」「住み続けられる村づくり」の4テーマについて意見を述べた。
村内小中学校で本年度始まった、住民との交流などを通じて郷土愛を深める「椎葉村学」の一環。3年生はフィールドワークなどを通し考えた人口減対策を10月の文化発表会で提案する予定で、同会議は中間発表と、村職員や村議との意見交換を目的に開催した。
「空き家活用」のグループは視察した村内の現状を説明し、空き家バンク登録を促すには情報発信が必要と考えポスターやチラシをデザインしたことを紹介。「スモールビジネス」のグループは特産品を使った新商品開発を目指していることを報告した。
同会議の議長を務め、情報発信の取り組みについて発表した椎葉海斗さん(14)は「若者の目線で村の課題解決につなげられれば。(同会議で)貴重なアドバイスをもらったので、これからの取り組みに生かしたい」と話した。(林慎次)