「グアルディオラ監督から離れてから成功した」6名の選手たち

今季マンチェスター・シティで国内外の三冠を獲得し、世界最高の監督として再び評価を高めているジョゼップ・グアルディオラ氏。

今回は『Planet Football』から「ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で指導を受けたことが忘れられた選手たち」をご紹介する。

ジェラール・デウロフェウ

グアルディオラ監督の下でプレーしたクラブ:バルセロナ

エヴァートンやセビージャで注目を集めた天才ドリブラーのジェラール・デウロフェウ。バルセロナのアカデミーから若くしてプレミアリーグに移籍し、そこで活躍してジョゼップ・グアルディオラ率いる古巣に買い戻された。

ただそこではほとんど出場機会を得ることができず、合計47分間だけしかプレーのチャンスがなかった。しかしデウロフェウはその経験を「若い頃の僕に物事をきちんと説明しようとしてくれたのはグアルディオラだけだった」と、スター候補の自分を特別扱いしなかったと語っていた。

その後再びワトフォード、ウディネーゼでプレーして評価を高めている。

ペペ・レイナ

グアルディオラ監督の下でプレーしたクラブ:バイエルン

ペペ・レイナはバルセロナにもバイエルン・ミュンヘンにもいた。2000-01シーズンにはジョゼップ・グアルディオラとともにプレーしていたこともある。ただ監督と選手としては2014年からの1シーズンのみである。

バイエルン・ミュンヘンでノイアーのサブとして獲得されたレイナは、その通りベンチを温める日がつづき、結局1年で3試合にしか起用されなかった。ただその後ナポリに移籍して復活しており、バイエルンでの日々が無駄でなかったことを証明している。

ピエール=エミル・ホイビュア

グアルディオラ監督の下でプレーしたクラブ:バイエルン・ミュンヘン

現在トッテナム・ホットスパーで中核を担っているデンマーク代表のセントラルMF。彼も実は若い頃にバイエルン・ミュンヘンでプレーしており、グアルディオラ監督に見出された選手の1人でもある。

父親が死去する悲劇的な経験をした5日後、バイエルンにいた若き彼はグアルディオラによってデビューのチャンスを与えられた。ホイビュアは「彼はこれまで会った中で最も要求が強い人物で、ゲームコントロールを教えてくれた最高の監督だ」と語っている。ただその一方、「時々分析に溺れることもあった」と語り、悪いところも実はあるんだと話していたそう。

ジョー・ハート

グアルディオラ監督の下でプレーしたクラブ:マンチェスター・シティ

ジョゼップ・グアルディオラ監督がマンチェスター・シティの監督に就任した時、最も難しい立場になったのがジョー・ハートだった。彼は後方からのビルドアップを得意としておらず、突如レギュラーを剥奪されてチームから外されるという無慈悲な決断の犠牲となった。

しかし彼はその後イタリアへのローン移籍で復調を見せ、現在はセルティックでプレー。30代後半という年齢であるが、再びチャンピオンズリーグでも出場するなど復活を遂げている。

ブラヒム・ディアス

グアルディオラ監督の下でプレーしたクラブ:マンチェスター・シティ

ACミランへの異色の3年ローンで成長を見せたスペイン人アタッカーは、今季レアル・マドリーへと満を持して復帰。大きな飛躍を遂げてきた。ただ、彼は元々ジョゼップ・グアルディオラに引き抜かれた選手である。

マラガでプレーしていた2015年夏、マンチェスター・シティが彼を獲得。下部組織とトップチームで順調にチャンスを増やしていたものの、2019年にレアル・マドリーへと移籍することを決断している。

ロメオ・ラヴィア

グアルディオラ監督の下でプレーしたクラブ:マンチェスター・シティ

19歳のベルギー代表選手は昨季サウサンプトンでブレイクを果たし、多くのビッグクラブに狙われる存在になった。チームの降格を避けることはできなかったものの、並外れた才能を持つミッドフィルダーだと話題に。

https://qoly.jp/2023/06/30/y03elyvp-omn-kgn-1

【関連記事】トッテナムで失敗も…退団後に復活を見せた9名のスター選手

彼がサウサンプトンに行く前はマンチェスター・シティのアカデミーに所属しており、そしてトップチームでもカップ戦で起用された。練習では多くのスターとともにプレーし、そこで多くのことを学んだという。カルヴィン・フィリップスを買うよりも、彼を残したほうが良かったのかもしれない。

© 株式会社ファッションニュース通信社