トラウトが左手有鉤骨の骨折でIL入り 4~8週間の戦線離脱へ

9年ぶりのポストシーズン進出を目指すエンゼルスに大打撃だ。日本時間7月5日、エンゼルスは前日の試合で左手首を痛めて負傷交代していたマイク・トラウトが左手有鉤骨を骨折していることを発表。トラウトはただちに故障者リストに登録された。戦列復帰までには4~8週間を要する見込みであり、トラウトが復帰できるのは最短でも8月上旬ということになる。回復に時間がかかった場合、9月まで復帰できない可能性もある。エンゼルスはしばらくのあいだ、トラウト抜きでの戦いを強いられることになった。

MVPをキャリア通算3度受賞し、今季も含めてオールスター・ゲームに11度選出されているトラウトは、現在のMLBを代表するスーパースターの1人である。今季はここまで81試合に出場して打率.263、18本塁打、44打点、2盗塁、OPS.862を記録。キャリア通算のOPS.994を大きく下回る数字となっており、決して満足のいくシーズンではなかったが、それでも18本塁打はリーグ6位タイ、OPS.862はリーグ6位にランクインしていた。大谷翔平とともに打線の中核を担っていただけに、ポストシーズン進出を目指すエンゼルスにとって、そのダメージの大きさは計り知れない。

トラウトは過去に有鉤骨を骨折したことのある選手にアドバイスを求め、「最短4週間で復帰できる可能性があるが、通常はそれ以上の時間がかかる」という話を聞いたという。まだ手術を受けるかどうかは決まっていないものの、その可能性は高いとみられる。トラウトは「良くないことになるのはわかっていた」とコメント。ファン投票で選ばれたオールスター・ゲームについては「楽しみにしていたのに。悔しいよ」と語り、フィル・ネビン監督は「シーズンが始まったときからこういうことが起こり得るというのはわかっていたし、代わりにチャンスを得る選手がいる。我々はプレーし続けるだけだよ」と前を向いた。

なお、エンゼルスはトラウトの故障者リスト入りに伴い、ジョー・アデルのメジャー昇格を発表。日本時間7月5日のパドレス戦には左翼テイラー・ウォード、中堅ミッキー・モニアック、右翼ハンター・レンフローの外野トリオがスタメン出場している。

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