バルサ行き濃厚だった“トルコのメッシ”、急転レアル移籍へ…本人が移籍希望、数日中に決定

[写真:Getty Images]

バルセロナが獲得に熱を上げていたトルコの至宝だが、最も望ましくないクラブに奪われることになった。スペイン『アス』が伝えた。

フェネルバフチェの10番を背負い、18歳ながらその才能が高く評価されているトルコ代表MFアルダ・ギュレル(18)。今夏多くのクラブが関心を寄せている注目の若手だ。

“トルコのメッシ”などという異名を持つギュレルは、2019年からフェネルバフチェの下部組織に在籍し、2021年に16歳の若さでファーストチームデビュー。2022-23シーズンはは公式戦35試合に出場し、6ゴール7アシストを記録、トルコ代表でも4試合に出場し1ゴールを記録している。

フェネルバフチェとは2025年夏までの契約を残している一方で、契約解除金は1750万ユーロ(約27億5500万円)と比較的安価。バルセロナの他にも、セビージャやミラン、アーセナルなどもオファーを出していたようだが、『アス』によればマドリーからのオファーに本人が関心を示したとのこと。一気に契約が成立することになると報じられている。

バルセロナはスポーツ・ディレクター(SD)に就任したデコ氏がイスタンブールまで足を運び、契約を結んだとも一部で報じられた中、マドリーはその動きを察知してか即オファー。ギュレルはバルサではなくマドリーを希望したとされている。

マドリーは今夏ギュレルを獲得するつもりはなかったとのこと。その動向はもちろん追いかけていた中、バルセロナなどがオファーを出して獲得に迫ったことを受けて、後追いでオファーを出した模様。結果として、選手に選んでもらえることとになり、争奪戦を制し、最大のライバルを出し抜くことに成功した。

なお、ギュレルをフェネルバフチェに1年間レンタル移籍させる考えもあったようだが、本人がマドリーでのプレーを望んでいるとのことで、クラブもファーストチームに組み込む考えに変更したとされている。

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