ブルージェイズ・マノア 日本時間8日のメジャー復帰登板が決定

マイナーでの再調整を強いられていたアレック・マノア(ブルージェイズ)のメジャー復帰が決定した。ジョン・シュナイダー監督によると、マノアは日本時間7月8日のタイガース戦に先発する予定だという。指揮官は「タイムフレームは決めていなかった。準備ができたら教えてくれ、と彼には伝えていたんだ。結果はさておき、彼はやるべきことにしっかり取り組んだ。彼は今季も今後もチームの重要な一員だ。彼の準備が整ったと感じたら、彼を呼び戻すためのトリガーを引くだけだよ」とコメント。マノアの準備が整ったと判断し、メジャー復帰を決めたようだ。

現在25歳のマノアはメジャー2年目の昨季、16勝7敗、防御率2.24、180奪三振の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出。サイ・ヤング賞投票では3位、MVP投票でも17位にランクインした。ところが、開幕投手を務めた今季は、13試合に先発して58イニングを投げ、1勝7敗、防御率6.36、48奪三振と大不振。打たれることを怖がるあまり、ストライクゾーンの隅を狙いすぎて四球を出すケースも目立ち、与四球率は昨季の2.33から6.52へ大幅に悪化していた。そして、ブルージェイズはマノアをマイナーAAA級ではなく、ルーキー級へ降格させることを決断。この措置は状況の深刻さをうかがわせた。

マノアはマイナー降格後、キャンプ地の施設にある投球解析システムなどを利用してピッチングの修正に取り組んだ。ルーキー級での初登板では3回途中10安打11失点とめった打ちを食らったが、シュナイダー監督は結果よりも内容を評価。日本時間7月3日のAA級での登板では5回3安打1失点と好投し、メジャー復帰への道が開けた。「完璧であろうとしすぎていた」と自身の今季のピッチングを振り返ったマノア。マイナーで過ごした1ヶ月を経て、昨季の輝きを取り戻すことができるか、メジャー復帰後のパフォーマンスに注目だ。

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