看護の仕事、魅力知って 酒田西高で学習会、やりがいなど紹介

生徒が聴診器の使い方など看護師の仕事を体験した学習会=酒田市・酒田西高

 看護職の魅力を知ってもらう学習会が3日、酒田市の酒田西高で開かれた。日本海総合病院(同市)の看護師が同校の生徒に、看護の仕事のやりがいや業務内容を紹介した。

 病棟勤務の看護師と手術室で医師を手伝う特定認定看護師が講師を務め、「患者が元気に退院した時の喜びは何にも代えがたい。一方で死に直面する悲しみもある」と語った。病棟だけでなく、訪問看護や人工透析室、外来診療など看護の仕事が多岐にわたることも紹介。実技講習も行い、1~3年生計18人が聴診器や血圧測定器の使い方を体験した。

 同校2年五十嵐釉海さん(16)は「看護学校に入学できるように勉強を頑張る」と話した。県庄内総合支庁は2012年度から高校生と中学生を対象に学習会を開催してきた。昨年度からは小学生にも対象を広げており、今月7日~19日に鶴岡市と庄内町でも学習会を開く。

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