県内外から一堂に会したワイナリーのワインを楽しむ「山形ワインバル2023」が1日、上山市の上山城周辺で開かれた。初参加の10社を含む47ワイナリーが出店し、過去最多となる約3800人の愛好家や市民らがお目当ての味を堪能した。
雨上がりの会場には、県内23社と県外24社からの計245種が並んだ。午前11時のスタート前から大勢の参加者が詰めかけ、浴衣で来場する姿も。各ブースに立ち寄ってはワイナリーの担当者から味の説明を受け、気になったものを注文していた。
山形牛の串焼きやカキフライ、生ハムなど食べ物の店舗もずらり。毎年のように友人と訪れているという山辺町山辺、幼稚園教諭三浦由美子さん(49)は「さまざまな種類のワインが一度に楽しめるし、屋外で飲めるのが気持ちいい」。実行委員長で市観光物産協会の五十嵐伸一郎会長は「多くの人に参加してもらい、新型コロナウイルスの5類移行の影響と大きな期待を感じた」と話した。