ユナイテッドのオーナー交代問題はまもなく決着? カタール資産家が買収に自信

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのクラブ買収問題にまもなく決着がつくかもしれない。イギリス『ミラー』が伝えている。

ユナイテッドのオーナーを務めるグレイザー・ファミリーは、昨年11月にクラブ売却の意思を表明。カタール・イスラム銀行(QIB)の会長を務めるシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏と、イギリスの化学会社INEOS(イネオス)のCEO(最高経営責任者)を務めるサー・ジム・ラトクリフ氏が買収に名乗りをあげているが、事態は収束の気配を見せず、ユナイテッドの夏の移籍市場の動きにも影響を及ぼしている。

シェイク・ジャシム氏はクラブの株式の100%取得を望んでいるようだが、ラトクリフ氏は株式の過半数取得を計画。この場合、グレイザー・ファミリーが2026年までユナイテッドに関わる可能性もあるという。

先月末には、売却プロセスに進展がないことに怒りを見せているサポーター団体がオールド・トラッフォードで抗議活動を実施していた。事態の早期決着やグレイザー・ファミリーの完全退去を望んでいる意思を明らかにした。

そんな中、カタール『アル・ラヤ』は、グレイザー・ファミリーがまもなく売却手続きを完了させる可能性があると報じた。シェイク・ジャシム陣営がこのレースでの勝利に自信を示しており、正式発表も時間の問題だとみられている。

2005年にオーナーに就任して以降、その経営手法の抜け目なさからユナイテッドファンの反感を買ってきたグレイザー・ファミリー。ついにユナイテッドから離れることになるのか。

© 株式会社シーソーゲーム