●5月は121回/専門家「収まったと判断できず」
金沢地方気象台によると、珠洲市付近を震源とする震度1以上の地震を観測した回数は6月、計16回となった。5月は121回で、大幅に減少した。
震度6強の地震から5日で2カ月。金大の平松良浩教授(地震学)は、余震が減少していると分析する一方、「地殻変動は続いており、群発地震が収まったとは判断できない」と話した。金沢地方気象台の担当者は「震源が珠洲市北側の海域に広がっており、津波の恐れがある」とし、警戒を呼び掛けた。
6月の地震の内訳は震度3が1回、震度2が7回、震度1が8回となった。今年1月からの累計は185回に達し、昨年1年間の195回に迫っている。