奥州市民文士劇の歴史一冊に 全公演の脚本や関係資料を収録

「地域の元気発信! 奥州市民☆文士劇全記録」

 1月に惜しまれつつ幕を閉じた奥州市民文士劇の歴史をまとめた「地域の元気発信! 奥州市民☆文士劇全記録」が刊行された。平成の大合併をきっかけに誕生した舞台全15公演の脚本や関係資料を網羅。市民が作り、多くの人に愛された歩みをつづる。

 第1回「水戸黄門」から、盛岡市の作家高橋克彦さん原作の第4回「炎立つ」、娯楽時代劇路線に方向が定まった第6回「忠臣蔵」などを経て、最終の第15回「水戸黄門」までをたどる。

 前身の旧江刺市閉市記念公演「エサシ ウタノチカラ」に始まり、全16作の脚本を書いた作家道又力さんが編者を務めた。

 同実行委、NPO法人いわてルネッサンス・アカデミア発行。A5判、248ページ。2500円。盛岡市のさわや書店、奥州市のサンエー書店、インターネットのいわてイーハトーブ書店などで購入できる。

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