息合わせカッターレース大会 鶴岡・加茂水産高

息を合わせてオールをこぐ生徒たち=鶴岡市・加茂港

 鶴岡市の加茂水産高(斎藤祐一校長、63人)伝統のカッターレース大会が5日、同校近くの加茂港で開かれ、生徒たちが手こぎボート「カッター」に乗り込み、息を合わせて力一杯オールをこいだ。

 1~3年の各クラスや、職員と同窓生の計6チームが参加した。1チーム14人で、全長9メートル、幅2.5メートルのカッターに乗り、2チームずつ往復600メートルのタイムを競った。生徒たちは「1、2、そーれ」の掛け声に合わせてオールを引き、岸壁の生徒らの声援を背にぐいぐいとボートを進めた。

 海洋資源科2年八鍬瑛哉(えいと)さん(17)は「みんなの力が一つになって良いタイムが出せて良かった」と達成感を口にした。今回で43回目となる同校の創立記念行事で、1973(昭和48)年に始まった。

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