ユリに囲まれ、堂々演奏 飯豊一小児童が披露

花々が咲き誇る中、堂々と演奏する児童たち=飯豊町・いいでどんでん平ゆり園

 飯豊町飯豊一小(竹田安路校長)の4~6年生91人によるトランペット鼓隊が5日、いいでどんでん平ゆり園で演奏を披露した。

 同隊は鍵盤ハーモニカを中心に、トランペット、太鼓、ベルリラの演奏者で構成される。毎年同園でユリが咲く時期に練習の成果を披露していたが、新型コロナウイルス禍のため、3年ぶりの開催となった。

 見頃を迎えている同園を訪れた観光客や保護者など大勢の聴衆が見守る中、児童たちは「世界に一つだけの花」を堂々と演奏し、大きな拍手が送られていた。

 コロナ禍では発表する機会がなくなり、自主練習を中心とした活動を余儀なくされたという。指揮者の一人の6年大谷部結依さん(11)は「練習と比べて、しっかり自信を持って演奏できていた。みんなの心が一つになり、音が出ていたので良かった」と笑顔で話していた。

© 株式会社山形新聞社