前沢高、1学級減へ 来年度・岩手県教委案、大槌高は普通科改編

 岩手県議会6月定例会は5日、総務、文教、環境福祉、商工建設、農林水産の5常任委員会を開いた。文教委(佐々木宣和委員長)で県教委は前沢高(定員80人)の普通科を2024年度、2学級から1減とする案を示した。大槌高は普通科を「地域探究科」に改編する。

 県教委によると前沢高の入学志願者数は22年27人、23年34人と2年連続で定員を大幅に下回った。「入学志願者数が募集人員に満たない場合で、不足数が1学級(40人)の定員以上」との県立高管理運営規則に基づき、検討を進めてきた。

 大槌高は普通科2学級(定員80人)を地域探究科2学級に改編する。個々の習熟度に応じた柔軟なカリキュラムを設定。地元企業や自治体、大学と連携した特色ある学びの機会を増やし、地域課題解決に資する人材育成に力を入れる。

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