人材誘致のハードル引き下げを検討

香港の人材不足に当たって今期政府は就任とともに人材導入スキームを打ち出した。7月5日付香港各紙によると、昨年末に打ち出されたハイエンド人材通行証スキームでは今年1~5月に4万9000件の申請が承認され、すでに通年目標を上回った。プロジェクトを担当する特区政府労工及福利局の孫玉●・局長は政府がスキーム申請ハードルのさらなる引き下げを検討していることを明らかにした。緩和の方向性は主に2つで、世界100大大学に入っていない中国本土の大学、国際的に主力として専門カリキュラムを提供している教育機関の卒業生を承認することを含め、世界で最も良好な人材導入システムを目指す。本土の一部トップクラスの大学はさまざまな要因から世界100大大学のリストに入っていないが、学術の実力と名声はともに高く、100大大学に引けを取らない。また現行の100大大学は総合大学ランキングである。国際的には特殊な科目を提供している専門学校があるため、当局はそれらの学校を人材導入システムに取り込むことで香港の発展をサポートする人材をより多く呼び込むことを検討しているという。【●=草かんむりに函】

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