ジョージアとルーマニアで開催されているUEFA U-21選手権は5日、準決勝の2試合が行われた。
イスラエル 0-3 イングランド
スペイン 5-1 ウクライナ
1試合目は大会前のテストマッチでU-22日本代表に敗れていたイングランドが、アンダー世代で今年好調のイスラエルを寄せ付けず3-0で快勝。
2試合目はウクライナが13分にアルチョム・ボンダレンコのゴールで先制したものの、その後5点を奪ったスペインが豪快な逆転勝ちを収めている。
今回のU-21EUROは、来年パリで開催されるオリンピックの男子サッカー欧州予選も兼ねた大会。
ベスト4の結果で出場チームが決まる可能性もあったが、イングランドは五輪の出場資格を持っていないため、準々決勝が終わった段階で欧州から出場する4チームが確定した。
開催国として出場権を持つフランスとともに、銀メダルに終わった前回の東京五輪に続く2大会連続12回目のスペイン、48年ぶり3回目となるイスラエルの出場が決定。
そしてウクライナは、独立後初の五輪出場が決まった。
準々決勝でフランスを相手に3-1の勝利を収めたウクライナ。
五輪初出場を決めた時の様子がこちら!
今大会10番を背負ったチェルシーのミハイロ・ムドリクなど国外でプレーする選手もいるものの、いまだ多くがウクライナの国内リーグでプレーしている。
それだけに、スタッフを含め今大会にかける想いは非常に強かったはずだ。
残念ながら決勝進出は逃したが、戦争下におかれながらも五輪への切符を掴んだウクライナ代表チームは、本大会でもきっと素晴らしいプレーを見せてくれるに違いない。
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なお、U-21EURO決勝、イングランド対スペインは8日にジョージアのバトゥミで開催される。