吉田麻也と内田篤人、Jリーグの秋春制は「変えないといつか追いつかなくなる」

毎週木曜に『DAZN』で公開されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回は、前回に引き続いての日本代表DF吉田麻也がゲストに出演。仲が良いことで知られている二人が様々なトークを繰り広げた。

その中で、吉田麻也が会長を務めているJリーグ選手会についての話題に。そして現在議論されている「春秋制から秋春制」への移行案についてこのようなことを話していた。

内田「僕はJリーグの特任理事をさせてもらってますけど、ずっと話し合っているのが春秋制の問題。選手会としてはどんな考え?」

吉田「マジョリティで言えば、変えた方がいい。ただ変えるためにはいくつかやらなければならないことがあるよね、というのが全体の意見。やはりそれは雪国の対策。

ただ僕が思うのは、日本にいたらわかると思うけど、この夏の暑さで試合をするのはもはや生命の危機を感じるということ。

サッカー面で言えばパフォーマンスや強度のことを言うけれども、シンプルに『危ない』。これはもう雪以前の問題。

J1はいいけど、J3は夏でも昼間に試合をしている。アマチュアはそこで1日2連戦をやっている。とんでもないことだよ。

シーズンをガラッと変えるのではないかという感じが独り歩きしてはいるけど、実際にやる時期については一ヶ月くらいしか差がない。それを理解しないといけない。

8月も試合をするけど連戦にはならない。終わるのがヨーロッパのシーズンやACLと同じ」

内田「ACLが日程をヨーロッパに合わせたのが大きい。変えなければどこかで追いつかなくなる。やるかやらないかというより、いつかしなければならないことで、それが今なのか後に伸ばすか」

春秋制から秋春制への移行プランについては、吉田としてはとにかく夏の暑さによる危険性を減らしたいという意図を持っているとのこと。ただ、これは選手会としてというより吉田個人の意見であるとも強調していた。

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また天皇杯については1月1日に民放で放送できる枠があるため、スケジュールを変えるべきではないという意見が強いという。

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