球児の行進、測量で応援 山形工高生、県大会開会式会場に整列目印

高校球児の行進のため、測量に汗を流す山形工業高の生徒たち=中山町のヤマリョースタジアム山形(県野球場)

 7日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念山形大会を前に、山形市の山形工業高(高橋良治校長)土木・化学科の2、3年生4人が6日、開会式会場の中山町のヤマリョースタジアム山形(県野球場)で測量を行った。選手が一斉に真っすぐ行進できるよう、正確な目印を付けた。

 県高校野球連盟の依頼を受けて行った。生徒はレーザー光線で角度や距離を測る機器「トータルステーション」を使い、ミリ単位の正確性にこだわりながら、行進開始と終了時の整列ラインを定めた。ライン上には46校の選手たちが並ぶための目印として、80センチ間隔でくいを打ち、同連盟の役員らとロープを張った。

 3年の進藤健翔さん(17)は「測量の技術を野球の大会で生かせてうれしい」、増川潤さん(18)は「精度良くできたので、本番は真っすぐ歩けると思う」と満足げだった。

測量した後、行進、整列のためのロープを張る山形工業高生=中山町のヤマリョースタジアム山形(県野球場)

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