ムドリク獲得が決め手に? チェルシーは1年でのスターリング放出に前向き

[写真:Getty Images]

チェルシーがイングランド代表FWラヒーム・スターリング(28)の放出に前向きだという。

昨年7月にマンチェスター・シティからチェルシーへと加入したスターリングだが、昨シーズンは1年を通して本領発揮といかず。2度も指揮官を解任するなど迷走したチームの波に飲まれ、試合ごとに異なるポジションでプレーした結果、公式戦38試合の出場で9ゴール4アシストというやや寂しい数字に終わった。

イギリス『フットボール・インサイダー』によると、チェルシーは今年1月にウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクを獲得した時点でスターリングへのオファーに耳を傾ける方針を決定していたとのこと。現在も新たな補強のためにスターリングの人件費を浮かせるべきとの意見で首脳陣が一致しているという。

また、過去2回の移籍市場における大型補強がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触する恐れがあることは明らか。帳尻合わせとして6500万ポンド(約118億8000万円)でドイツ代表MFカイ・ハヴァーツ(24)、6000万ポンド(約109億6000万円)でイングランド代表MFメイソン・マウント(24)の売却を余儀なくされている状況だ。

チェルシー加入時には当時のトーマス・トゥヘル監督が「彼は最優先事項だったから嬉しい」と語るなど両手を広げて迎え入れられたスターリング。わずか1年でチェルシーを去ることになるのだろうか。

なお、スターリングにはプレミアリーグ、その他欧州、さらにサウジアラビアのクラブから関心が寄せられているとみられている。

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