●先場所殊勲賞の明生戦
大相撲名古屋場所は9日、愛知・ドルフィンズアリーナで初日を迎える。東前頭4枚目の朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)は、復帰から1年を迎える真夏の名古屋で2桁勝利を目指す。
20代で迎える最後の名古屋場所となり、県内からも多くのファンが応援に駆けつけるとみられ、熱戦が期待される。
初日は先場所で殊勲賞を獲得している西前頭3枚目の明生(立浪部屋)と相まみえる。今場所は役力士との総当たりも予想される番付であり、2桁を目指す上では取りこぼしが許されない場所になる。幸先良く滑り出すことができるか、大事な初戦になりそうだ。
2日目は入門同期生の東前頭5枚目の平戸海(境川部屋)との対戦が決まっている。
8日はドルフィンズアリーナで土俵祭りが営まれ、会場近くには朝乃山らののぼりがはためいた。初日の幕内土俵入りは午後3時半ごろ、朝乃山の取組は三役戦の直前に組まれ、午後5時半ごろになる見通し。