ユナイテッドが関心の浦和GK鈴木彩艶、シント=トロイデンがシュミット・ダニエルの後釜に検討?

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

マンチェスター・ユナイテッドからの関心が寄せられている浦和レッズのGK鈴木彩艶(20)だが、ベルギーからも関心があるという。ベルギー『Het Belang van Limburg』が伝えた。

浦和の下部組織育ちの鈴木は、アメリカ出身でガーナ人の父を持つ。幼少期から浦和でプレー。そのままトップチームに昇格したが、元日本代表GK西川周作の牙城をなかなか打ち破れていない。

U-15から世代別の日本代表を経験し、東京オリンピックのメンバーにも招集。2022年のEAFF E-1サッカー選手権では日本代表にも招集され、デビューを果たすなど、クラブチームでの出番は少ないものの、将来性が大きく期待されており、2024年に行われるパリ・オリンピックの世代としても期待がかかっている。

その鈴木にはふって沸いたようにユナイテッドからの関心が。元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアがチームを去り、GKの補強に動いているクラブがその才能に関心を持っているとのこと。控えの立ち位置だが、興味があるようだ。

そんな中、別のクラブの名前の浮上。それがシント=トロイデンだ。

言わずと知れた日本人が多く所属するクラブで、今夏はすでにMF伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)、DF小川諒也(FC東京)、MF山本理仁(ガンバ大阪)と3名の新たな日本人を迎えることが決まっている。

すでに、GKシュミト・ダニエル、DF橋岡大樹、FW岡崎慎司が所属しており、今季は現時点で6名の日本人がいることになるが、『Het Belang van Limburg』によれば、シュミット・ダニエルの退団に備えて鈴木の獲得を考慮しているようだ。

シュミット・ダニエルは、具体的なオファーこそないものの、本人はステップアップを希望。移籍の実現はさておき、クラブとしてはその場合に備えたいと考えているという。

ユナイテッド移籍よりは、遥かに現実味のある話ではあるが、浦和ではほとんど出番を得られていないだけに、移籍が実現する可能性はゼロではない。果たして、鈴木の去就はどうなるだろうか。

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