厚木市議選の開票作業 人為的ミスか…票数確認長引く 投票者数より投票総数多く

市議選開票の確認作業を続けた厚木市職員=10日午前1時半ごろ、同市中荻野の市荻野運動公園体育館

 9日投開票された厚木市議選の開票作業で一時、投票者数より投票総数が多くなる状況が起き、開票の最終局面で確認作業が長引いた。

 同市荻野運動公園体育館(同市中荻野)で行われた開票作業は、10日午前0時半の開票速報で開票率98.61%まで進んだものの、1時間半後の午前2時の開票速報でも開票率が変わらない事態となった。その後、午前2時10分に確定した。

 市選挙管理委員会によると、午前0時半過ぎ、投票者数よりも投票総数が8票多いと判明。いったん数え終わって確認した票の束を、再度計数機にかけて確認するなどの作業を行ったところ、100票としてまとめた束の一つが91票しかなかったことが分かった。人為的なミスとみられる。市選管では1票は持ち帰ったものと判断した。

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