「高校生外交官」として米国の高校生と交流し、異文化を学ぶ「AIG高校生外交官プログラム」に、栃木女子高2年広瀬虹光(ひろせにこ)さんと宇都宮東高2年平田廉弥(ひらたれんや)さんが参加する。2人は「国際人としての力を身に付けたい」と、プログラムを通しての成長を誓う。
広瀬さんは20~31日、京都府内で米国の高校生と交流する「日本プログラム」、平田さんは16日から8月1日まで、ワシントンを訪れる「渡米プログラム」のメンバーとして活動する。両プログラムには、書類とディスカッションによる選考を通過した計36人が参加する。
日本の伝統文化が好きという広瀬さんは「日本の魅力を自分の手で世界に広めたい」と意気込む。日本の政治について発表するグループに所属し、憲法について理解を深めている。
平田さんは将来、研究者として国籍関係なく働きたいという目標がある。そのために国際交流の経験を積もうと応募した。「緊張もするが、価値観や考え方の違いなどを直接感じ取りたい」と決意を新たにする。
高校生を米国へ派遣するのは4年ぶり。平田さんは「渡米を機に自信を持ち、自分の強みを見つけたい」と前を向いた。広瀬さんはホテルでの共同生活を楽しみにしており、「国を越えた人間交流を通して、良い関係を築きたい」と目を輝かせる。