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「何でも話せてまるで親友のような気持ち」で夫婦関係を続けているふたり。
夫婦の形はさまざまですが、なかでも「友達みたいな夫婦」に憧れる人は多いのではないでしょうか。
距離感の近さは確かに魅力だけれど、夫婦ならそれが思わぬデメリットになることも。
「友達」といっても夫婦であるなら愛情が欠かせないはずですが、実際にどんな関わり方を互いにしているのか、実録でご紹介します。
「社内恋愛の末に結婚した夫とは、一年ほどレスが続いています。
同僚の頃から何でも話せる親友みたいな感じで、お互いに弱い姿もさらけあって励ましあい、唯一無二の人だなと思っています。
付き合っている頃は恋愛感情があって燃え上がるときも多かったのですが、結婚して生活が落ち着いてくるとだんだんその回数が減ってきて。
私は結婚しても会社を辞めなかったのですが、気がつけば家でも仕事の話をしていて夫婦というより『頼れる同僚』、心強いし助かるときも多いけれど、もっと夫婦としての時間も意識すればよかったです。
夫は向上意識が強くて出世を狙っているため、家庭でもその気分が抜けないのかなと思います。
以前、スキンシップが少ないのが寂しくて私から誘ってみたけど『そんな気持ちになれない』と言われてしまい、それからはお互い話題にするのがタブーみたいな雰囲気で、キスやハグも遠ざかりました。
仕事人としては大きく信頼しているし何でも話せる親友のような夫、でも子どもがほしい私はレスがずっとストレスで、最近は離婚を考えるようになりました」(33歳/営業)
性別を超えた強い信頼で結びついているのが見える「友達みたいな夫婦」は、恋愛の意識が抜けてしまうとレスのような問題が生まれやすくなるのかもしれません。
心の距離は近いはずなのに、求め合う部分がすれ違うとどんなに仲が良くてもやはり寂しさが拭えなくなるもの。
特に片方が子どもを望む場合、レスは夫婦生活を考え直す深刻な溝になります。
仲がいいだけにかえって口にしづらくなるベッドのことは、気持ちを切り替えられる場所でまずは向き合ってみたいですね。
(ハピママ*/ 弘田 香)