【富士山】山岳救助隊が救助訓練 山開きで登山シーズン到来「混雑した登山道は危険」(静岡県)

7月10日の富士山・静岡県側「山開き」を前に富士宮警察署と富士宮市消防本部の山岳救助隊員 約20人が参加して富士山での救助訓練が実施されました。

訓練は富士宮口5合目周辺で登山中の男性が登山道から“がけ下”に転落し、けがをした想定で行われました。富士宮警察署には12人の山岳救助隊員がいますが、普段は地域課に所属し通常業務をこなしながら、遭難の通報があった際に必要に応じて現場へ駆けつけます。2022年は開山期間中の遭難者は51人でした。

(富士宮警察署山岳救助隊員 山本健司 巡査部長)

「疲労で通報してくる人が非常に多い。山頂に行きたいという気持ちが強くて帰りの体力が残っていない。帰りに足が動かなくなったという通報が後を絶たない」

2023年は2022年よりも多くの登山者が予想され、例年以上に注意が必要だといいます。

(富士宮警察署山岳救助隊員 山本健司 巡査部長)

「混雑している登山道は非常に危ない。混んでいるからと追い抜いたりすると落石の危険性も富士山は逃げないので混んでいれば日をあらためるなどして安全に登山を楽しんでほしい」

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