落馬事故から5週間。セルヒオ・リコがメッセージを発信

写真:一時の「深刻な状態」を脱し、ファンにメッセージを贈ったS・リコ ©Getty Images

パリ・サンジェルマンに所属するスペイン代表GKセルヒオ・リコが、自身のインスタグラムアカウントのストーリー機能でファンへのメッセージを送った。

リコはチームが2022-23シーズンのリーグ・アン優勝を決めた後、休暇を利用してスペインに帰郷していたが、5月28日に乗っていた馬から落ちた上に頭部を蹴られるという事故に遭ってしまった。

病院に緊急搬送され、そのまま集中治療室(ICU)に運ばれたものの、昏睡状態は19日間も続き、一時は「深刻な状態」という報道がなされるほどだった。

しかし6月19日に昏睡状態から脱して意識を取り戻し、その後は少しずつ快方に向かっていた。7月5日にはICUでの治療を終えて一般病棟に移っていたが、このほど本人から次のようなメッセージが発信された。

「最近の難しい日々の中、僕への愛情を示し、エールを送ってくれたすべての方々に感謝の気持ちを伝えたい。今はまだリハビリを頑張っているところだが、日に日に良くなっている」

「僕はとても幸運だった。改めてみんなにお礼を言いたい。そして、一日も早くみんなに会えるよう願っている」

一般病棟に移ったことで、今後は退院に向けたリハビリをこなしていくと見られるリコ。ICUから一般病棟に移った際には、アルバ・シルバ夫人が「24時間一緒にいられるようになったし、とても幸せです。彼はとても元気で、すべて順調です」と語ったように、順調に復調していると見られるが、ピッチに復帰するまでにはさらなる回復トレーニングが必要になるはず。

奇跡の生還を見せたリコが一日も早くピッチに戻ることを願いたい。

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