【鹿沼】栃木日野自動車(宇都宮市横田新町)に所属する整備士、斎藤明延(さいとうあきのぶ)さん(38)=日光市出身=が、来年1月に開催される世界最高峰のラリーレース「ダカールラリー」に「日野チームスガワラ」のメカニックの一員として参加する。全国の系列販売会社から選抜された2人のうちの1人で、同社から選ばれるのは初めて。8日は、籍を置く茂呂の同社鹿沼営業所で開かれたラリー関連のイベントに出演し、「チームの期待に応えたい」と意気込みを語った。
ダカールラリーは1978年創設。元来はフランス・パリとセネガルの首都ダカールを結ぶ「パリ-ダカール・ラリー」の名称で知られ、現在はサウジアラビアを舞台に2週間をかけ砂漠や荒野など約8千~9千キロを走破し、タイムを競う。完走率が5割に満たない過酷なレースながら、日野自動車は91年に日本のトラックメーカーとして初参戦して以来、32回連続完走を果たすなど活躍している。