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ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は10日、大規模反攻を続けているウクライナ軍が正規兵の死傷を軽減するために外国人雇い兵への依存を高め、アジアや中南米、中東での募集活動を強化していると指摘した。通信アプリに声明を投稿した。
コナシェンコフ氏によると、昨年2月のウクライナ侵攻開始以来、ウクライナ軍に味方した外国人雇い兵は84カ国から集まった計1万1675人。出身国別ではポーランドが2600人以上で最も多く、次いで米国とカナダがそれぞれ900人以上、旧ソ連のジョージア(グルジア)、英国、ルーマニアなどとなっている。
6月30日時点でうち4845人が戦死し、4801人が既にウクライナから出国。2029人が現在も戦闘に従事しているという。
コナシェンコフ氏は捕虜への尋問結果として、ウクライナ軍指揮官は自軍の人的損害を避けるため外国人雇い兵を「肉弾戦」の手駒として使っていると批判。最近はアルゼンチン、ブラジル、イラクなどで活発に雇い兵を募っていると指摘した。(共同)