きょう11日(火)も猛烈な暑さと天気の急変に注意が必要となる。特に東日本で暑さが厳しく、東京都心では2日連続で35℃以上の猛暑日となりそうだ。また、この気温上昇で大気の状態が不安定になるため、あちらこちらで天気が急変するおそれがある。急な激しい雨や落雷、突風などに注意が必要だ。九州北部でも雨の降る所があるが、少しの雨でも危険な状況となっているため、引き続き厳重な警戒が必要となる。
東日本を中心に35℃超えの暑さ 東京都心は2日連続の猛暑日か
きょうも各地で平年を上回る厳しい暑さが続きそうだ。特に気温が上がりそうなのは関東甲信地方で、予想最高気温は前橋や熊谷(埼玉)、さいたま、甲府で37℃。東京都心ではきのう36.5℃まで気温が上がり、今年初めての猛暑日となったが、きょうも36℃まで上がる予想となっている。こまめに水分や塩分を補給し、室内では適切に冷房を使用し、外出する際は意識的に日陰を選んで歩くなど、熱中症に警戒が必要だ。
天気急変に注意 九州北部は少しの雨でも警戒
天気は前線に近い日本海側では断続的に雨となり、雷を伴って激しく降る所がありそうだ。九州北部ではすでにこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している川があり、少しの雨でも危険な状況となっている。大雨がおさまった後に時間が経ってから災害が発生することも多く、引き続き厳重な警戒が必要となる。
太平洋側は晴れ間のでる所が多いが、気温上昇や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になることが予想される。特に午後は広い範囲で発雷確率が高く、晴れていても天気が急変するおそれがある。急な激しい雨や落雷、突風などに注意が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)