才能を潰されることもある若手の海外移籍…酒井高徳 「それはそいつが弱いだけで、その器だっただけの話だから、海外のせいにするのは違う」

ヴィッセル神戸に所属する酒井高徳と扇原貴宏。

2012年のロンドン五輪をともに闘ったほぼ同世代の2人が『UDN SPORTS』で対談した。

酒井は20歳の時にアルビレックス新潟からシュトゥットガルトに移籍すると、2019年までドイツでプレー。ハンブルガーSVではキャプテンも託された。

ただ、「サッカーにあまり興味がなかった」という彼は、バイエルン・ミュンヘンやドルトムントさえ知らなかったという。

そのうえで、若手選手の海外挑戦についてはこう話している。

「基本的には絶対に行ったほうがいいの一択なんだけど…。

でも、試合に出れなくて、『才能を潰して…』みたいなことを言う人達もいるけど、それは、ただそいつが弱いだけで、その器だっただけの話だから、それを海外のせいにするのは俺は違うと思う。

どこに行っても、そこの言葉や環境に順応して、そこで試合出られるように頑張る。

よっぽど、怪我をして全く何もできなかったとか、それだったらいいけど。全然コンディションも整っているのに、ここの試合に出られなかったとか、こういうのがあったとか…で、帰ってきてダメだったみたいな感じなのを聞くと、いやいやいや、それは別に海外に行くことが悪いんじゃなくて、ただ単純にそいつがダメだっただけであって。

海外で活躍するっていうことを考えたら、絶対に若いうちから行かないと。そこを乗り越えなきゃ、その後もないしって思うから。

それを含めたら、俺は絶対に行けるなら今すぐ行ったほうがいいよって思う」

海外に馴染めずに帰国するケースもあるが、それは才能を潰されたのではなくその選手次第とのこと。

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そして、それを単純に海外のせいにするのはおかしいとも感じているようだ。

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