盛岡市、1人にマイナ誤交付 書類、顔写真確認も不十分

 盛岡市は10日、市民1人に誤って他人のマイナンバーカードを交付したことを明らかにした。職員が誤って別人のカードを選び、書類や顔写真による本人確認も不十分だったと説明している。

 市によると、誤交付は4日午前、同市津志田の都南総合支所であった。訪れた市民に対し、職員が保管ケース内で隣り合っていたカードを誤って抜き取り、市民に渡した。市民とは同じ性別で同世代だった。

 市民はその場で健康保険証とのひも付けを行い、公金の受取口座を登録しようとしたが、端末に他人の名前が表示された。職員も確認し、市民から回収した。

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