災害時に備え 宇都宮市と宇都宮タクシー協議会が協定締結

 災害時に人や物品などを速やかに輸送するため、宇都宮市は10日、災害時の緊急輸送等に関する協定を市内のタクシー協議会と締結しました。

 宇都宮市と「災害時における人員等の緊急輸送に関する協定」を結んだのは、宇都宮タクシー協議会です。佐藤栄一市長と協議会の荒井勝会長がそれぞれ署名をし、協定書を取り交わしました。

 宇都宮タクシー協議会は14社が加盟していて、保有するタクシーの台数は県内の約50%を占めています。

 協定は災害が発生し、又は発生するおそれがある場合に、必要な人員や物品、被災者などを市からの要請によって速やかに輸送するためのもので、宇都宮タクシー協議会からの申し出によって締結されました。

 佐藤栄一市長は「このような協定が結べるのは市民の安心安全に繋がることです」と感謝を述べ、荒井勝会長は「タクシーは24時間365日動いていますので市と協力して輸送に携わっていきたい」と話しました。

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