諫早農高の産品ずらり 生徒が「マーケット」開催 開店前から行列も

お菓子などを販売する生徒(右)=諫早市本町

 長崎県立諫早農業高(前田達彦校長)の生徒が丹精込めて育てた野菜や加工品などを販売する「諫農マーケット」が7日、諫早市中心部のアーケードで開催され、開店前から長蛇の列ができるにぎわいをみせた。
 日ごろの学習成果を披露することで、生徒たちの学習意欲向上や地域への学校PRにつなげる狙い。生徒会に当たる農業クラブの委員会の一つ、農業委員会の生徒を中心に各学科の約30人が運営や接客に当たった。
 農業科学科のスイートコーンやピーマン、動物科学科の鶏卵、バイオ園芸科のアサガオ、食品科学科のいちごジャムやお菓子、生活科学科の手芸品などを販売。価格は生徒らが市場調査をし、市価より安めに設定した。
 農業委員長でバイオ園芸科3年の神﨑健人さん(17)は「販売を通じて笑顔を届けたい。育てた花が『かわいい』と言ってもらえるときがうれしい」と話した。


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