「デヘアがすごすぎてビビった」 扇原貴宏が明かす、ロンドン五輪 日本vsスペイン戦の衝撃

ヴィッセル神戸に所属する元日本代表の酒井高徳と扇原貴宏。

2012年にロンドンオリンピックをともに闘ったほぼ同世代の2人が『UDN SPORTS』で対談した。

酒井によれば、当時の五輪代表は「めちゃくちゃ仲良かった」とのこと。

その日本代表は初戦で優勝候補とされたスペインを1-0で撃破する金星を挙げている。

酒井が「(スペインの)面子、えぐかったもんな。全ポジション、ほぼ知っているやつって感じだった気がする」と言えば、扇原も「10人になっても正直、ボール獲れなかった…」と振り返っていた。

日本が前半34分に扇原のコーナーキックから大津祐樹のゴールで先制すると、前半41分にイニゴ・マルティネスが退場。

スペインは10人で戦う時間が長かったが、それでも日本はボールをなかなか奪えなかったそう。

そのスペイン戦が人生で一番緊張したという扇原はこんな話もしている。

「一番覚えているのが、デヘアがすごすぎてビビった。

東(慶悟)くんが結構いいシュートを打って、絶対入ったと思ったら、それ触るんだって…。

ヨーロッパのGKってすごいんだと思った。デヘア、まじ焦ったな、正直」

スペインのゴールマウスを守った守護神ダビド・デヘアのセーブ能力に驚嘆したという。当時のデヘアはマンチェスター・ユナイテッドに移籍して2年目の21歳だった。

ちなみに、スペインのスタメンは、デヘア、マルティン・モントージャ、アルバロ・ドミンゲス、イニゴ・マルティネス、ジョルディ・アルバ、ハビ・マルティネス、コケ、イスコ、アドリアン・ロペス、フアン・マタ、ロドリゴ。確かに錚々たる面子だ。

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一方、日本代表のスタメンは権田修一、酒井宏樹、吉田麻也、鈴木大輔、徳永悠平、山口蛍、扇原、東、清武弘嗣、大津、永井謙佑。酒井は後半途中から出場している。

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