子育て中のママに聞いた、子どもの「ウソ」や「隠し事」への対処法5選

子どもの「ウソ」や「隠し事」で困った経験があるママは多いのではないでしょうか?

「誰の家で遊んできたのか」「どこに行ってきたのか」など、親が知っておきたいことを隠されて思わぬトラブルにつながることも。

そこで、今回は子育て中のママたちに、「子どものウソや隠し事の対処法」について聞いてみました。

子どものウソや隠し事にどう対処したらいい?

1:軽いウソなら、あまり追い詰めない

手を洗っていないのに「洗った」と言ったり、明日の学校の準備がまだできていないのに「できた」と言ったり……子どもたちは、目の前の楽しいことを優先したかったり、ただ単に面倒くさかったりという理由でウソをつくことがありますよね。

筆者は以前、そのようなことがあるたびに「手を洗ってないでしょ!」「準備できてないでしょ!」と子どもを問い詰めていました。しかし、そのときは渋々私の言うことを聞いても、またしばらくすると同じことの繰り返しで、うんざりしてしまいました。

そこで、そのようなウソはあまり問い詰めず「そうなんだ〜」と流しておき、ちゃんと手を洗ったり、準備をしたりしているときがあれば「ちゃんとやってるね!」「ばっちりだね!」と褒めるようにしてみました。

我が家の場合はその方が効果があるようで、最近はあまりこのようなウソをつかなくなりました。

そもそも明日の準備や宿題などは、ウソをついても結局困るのは子ども自身なので、あまりこちらが干渉せず、自分で失敗して学ぶことも大切かなと思っています。

2:なぜ隠し事をしたのか冷静に話を聞く

子どもがウソをついたり、隠し事をしたりしているのがわかった時は、「なんで!」「どうして」と頭ごなしに叱るのではなく、冷静に話を聞くことを心がけているというママもいます。

子どもがちゃんと言葉で説明するのは難しいですが、もし素直に話してくれたときには、「ちゃんと話してくれたね」と伝え、「次からはこういうことがあったら、すぐに教えてね」とフォローしましょう。

幼い頃のウソや隠し事は、「叱られるのが嫌だから」という理由が多いですが、年齢が上がるにつれて、人間関係や心の問題などが背景になっていることもあるようです。表面的な隠し事だけを見るのではなく、その背景には何があったのかを見るようにしたいですね。

3:親の気持ちを伝える

「子どもがウソをつく子になってほしくない」「正直な子になってほしい」というのは、どんな親にとっても共通の願いです。そのため、「ウソをついたら、周りの人はどう思うのか」「隠し事はなぜダメなのか」を伝えるようにしているというママもいます。

子どものウソがわかると、つい感情的になってしまいがちですが、冷静に、「ママ(パパ)は、ウソをつかれて悲しかった」と気持ちを伝えるようにしているそうです。

特に幼いうちは、ただ「ウソはダメ!」と言うのではなく、「ウソをついていたら、お友達から信用されなくなってしまうよ」など、ウソをつくとどんなことが起こるのかも教えるのも大切ですね。

4:普段から家庭内で話しやすい雰囲気をつくる

叱られるのが怖くなればなるほど、「これは黙っておこう」「バレなければいいや」という気持ちになってしまうもの。そのため、普段から頭ごなしに叱るのではなく、子どもの話をちゃんと聞いてあげるように気をつけているというママの声もありました。

家庭内で話しやすい雰囲気があれば、大事な場面でも親に相談しやすくなるのではないでしょうか。

また、誰でも失敗したり、ミスをしたりすることはあるということを分かってもらえるよう、親も「今日こんな失敗をしてしまった」「不注意でこれを壊してしまった」などと正直に話してみるのもおすすめです。

5:子どもの前で大人が絶対にウソをつかない

子どもに「ウソをつかない」と教えるのであれば、親もそのルールを守らなくてはいけないと思います。筆者も、子どもの前ではウソをついたり、「家と外で言っていることが違う」のような矛盾はないように気をつけています。

子どもが幼い頃は、言うことを聞かせるために、つい「今日はお金持ってないから買えないよ」「言うことを聞かないと鬼さんがくるよ」などというウソをついてしまうことがありましたが、そんなことは言わなければよかったと反省しています。

大人になれば「嘘も方便」という場面はありますが、子どもにそれは通用しません。小さなことでも、子どもの前ではウソをつかないことを気を付けていきたいです。

子どもが何度もウソをつくと親としてショックを受けることもあるかと思います。しかし、ウソをついた背景にも目を向けていくことで、問題解決につながることもあるでしょう。

(ハピママ*/ 平野 鞠)

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