宿場町風衣装で笑顔のもてなし 花巻・大迫の商店主ら初企画

宿場町風の衣装で客をもてなす商店主ら

 大迫地域まちなみ整備検討委員会(高橋秀彰会長)は9日、花巻市大迫町仲町地区で、商店主たちが宿場町風の衣装で接客する企画を初めて繰り広げた。

 新大橋から大迫交流活性化センター間の約300メートルに並ぶ12店舗が参加。恒例の「九日市」と「神楽の日」公演に合わせ、男性は商屋風、女性は町娘風のかつらや浴衣で店に立った。訪れた客は「似合っているね」「すてき」などと声をかけ、会話が弾んだ。

 美容室を営む菅原美智子さん(81)は「衣装を着ると楽しいし気分も上がる。続けてほしい」と張り切り、客として訪れた地元の清水泰子さん(79)も「商店の人が盛り上げようと率先するのは良いこと」と喜んだ。

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