官房長官、日朝協議へ努力 拉致巡り新潟の首長が要望

新潟県新発田市の二階堂馨市長(左から3人目)から要望書を受け取る松野官房長官(同4人目)=11日午後、首相官邸

 松野博一官房長官兼拉致問題担当相は11日、新潟県内全30市町村長の代表者らと首相官邸で面会し、北朝鮮による拉致問題の早期解決を求める要望書を受け取った。「国民の理解が解決への大きな推進力になる」と述べ、岸田文雄首相直轄のハイレベル協議の実現に向け、国内の環境整備を含め努力する考えを示した。

 要望書では、日朝首脳会談の早期実現や、拉致問題の風化を防ぐための積極的な啓発活動などを要請。面会で二階堂馨新発田市長は「汗が見える動きをしてほしい」と松野氏に訴えた。

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