【ミャンマー】EU、ミャンマーなど1250万ユーロ追加支援[社会]

欧州連合(EU)は、ミャンマーとバングラデシュへの人道支援に1,250万ユーロ(約19億円)を追加拠出する。EUの行政執行機関である欧州委員会が7日発表した。バングラデシュに避難するイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民の食糧危機や、ミャンマーでの紛争激化、5月に両国を直撃したサイクロン「モカ」被災者の人道的状況の悪化に対応するものだ。

支援の内訳は、▽バングラデシュのロヒンギャ難民への食糧支援に700万ユーロ▽ミャンマーでの食糧と健康支援に450万ユーロ▽マレーシアやインドネシア、タイ、インドといった避難民や難民を受け入れる近隣諸国での対応に100万ユーロ——。

同委員会で危機管理を担当するヤネス・レナルチッチ氏は「今回の支援は、バングラデシュとミャンマー両国で支援が必要な人たちの緊急の要求に応えるものだ」と述べた。

欧州連合は2月にも、両国に4,300万ユーロを支援した。5月には、サイクロン被災者への緊急人道支援として250万ユーロを拠出し、医療支援や避難用品の提供を行った。

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