「夕日の像」浴衣姿に 高岡、琴月に思いを

夕日の像の前で「夕日」を歌う園児=高岡市片原町

 高岡市のボランティアグループ「さくらG」の9人は11日、同市片原町の末広坂小公園で、少年少女のブロンズ像「ぎんぎんぎらぎら『夕日の像』」に、お手製の色鮮やかな浴衣と帯を着せ、通行人に涼しげな夏の風情を届けた。

 夕日の像は高岡出身の作曲家・室崎琴月を顕彰して設置された。琴月の童謡「夕日」の歌詞にちなみ、少年少女が夕日に向かって手を伸ばす姿を表現している。

 現地で開かれた除幕式では、地元の坂ノ下保育園の年長児14人が参加し、「夕日」など3曲を元気よく合唱した。

 浴衣姿は8月末までで、冬にはマフラーなどで衣替えする。中井明子代表は「涼しげな姿を見て、琴月の功績に思いをはせてほしい」と話した。

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