金沢、野々市1000戸停電 落雷原因か

 11日夜、金沢市長町、長土塀、芳斉、八日市と野々市市の計約千戸で停電が発生した。午後11時半までに長町、長土塀、芳斉の660戸が復旧した。北陸電力送配電は復旧を急ぐとともに、落雷が原因の可能性もあるとみて調べている。

 北陸電力送配電によると、11日午後9時50分ごろ、金沢市長町の約400戸、長土塀の約250戸、芳斉の約10戸が停電。続いて同10時10分ごろに同市八日市の130戸と野々市市稲荷、押越、野代の220戸が停電した。

 停電が発生した11日午後10時前後は加賀地方を中心に雷を伴って強い雨が局地的に降っており、同9時33分には金沢地方気象台が竜巻注意情報を発表した。暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定で、大雨注意報や雷注意報が出ていた。

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