ファン・デル・サール氏、脳出血で緊急入院も容対は安定

写真:脳出血によりICUで治療を受けるファン・デル・サール氏 ©Getty Images

7月7日、休暇を過ごしていたクロアチアで脳出血を起こし、緊急入院していた元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サール氏。依然として集中治療室(ICU)で治療を受けているが、容体は安定しているようだ。

ファン・デル・サール氏が今年5月まで最高経営責任者(CEO)を務めていたアヤックスは入院以来、ファン・デル・サール氏の容体について、アンネマリー・ファン・デル・サール夫人のコメントとともに定期的に公表している。

7月11日にはアンネマリー夫人の以下のようなコメントが発表された。

「エドウィンは今もICUにいますが、容体は安定していますし、危機も脱しています。私たちが面会を許され、彼に会う時はいつでも、普通にコミュニケーションを取ることができています。彼の状況を見守るために、もう少し辛抱強く待たなければなりません」

アンネマリー夫人はICUに搬送された直後には「容体は安定していますが、まだ少し不安があります」とコメントしていた。その当時から比べて、少しずつ快方に向かっていることがうかがえる。

ファン・デル・サール氏は現役時代アヤックスやユヴェントス、フラムでプレーした後、マンチェスター・ユナイテッドで6シーズンにわたって活躍し、各クラブで数々のタイトルを獲得。アヤックスとマンチェスター・ユナイテッドではチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、オランダ代表でも通算130試合に出場した経験を持つ。

現役引退後はアヤックスの経営陣に加わり、2015年に同CEOに就任していたが、2022-23シーズンのエールディヴィジで3位となりCL出場権を逃したことを受け、引責辞任していた。

アヤックスはファン・デル・サール氏が倒れた際にもその旨を伝え、「クラブの全員がエドウィンの早期回復を祈っている」とのコメントを発していた。

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