家具製造の工場が半焼 朝日、消防団員1人搬送

工場部分が焼けた現場=11日午前8時17分、朝日町宮宿

 11日午前7時ごろ、朝日町宮宿の木製家具製造業「朝日相扶製作所」から出火、鉄骨造り2階建ての工場1棟約2400平方メートルが焼けた。工場は半焼で、約7時間35分後に鎮火した。消火活動中に男性消防団員(40)が熱中症の症状で救急搬送された。軽症とみられる。

 寒河江署によると、焼けたのは第2工場で、出火当時は稼働前で従業員はいなかった。警報装置が異常を感知し、確認した警備員が西村山広域行政事務組合消防本部朝日分署に通報した。

 同社は国連本部ビルの信託統治理事会会議場の椅子を製造し、国内外有数のブランド家具製造を請け負っている。同社によると、第2工場ではテーブルを主に製造していた。工場北西側の燃え方が激しいという。

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