ケニアの音楽に触れ、体験談聞く 酒田

参加者がケニアについて理解を深めた「ケニアDAY」=酒田市交流ひろば

 ケニアについて理解を深める「ケニアDAY」が1日、酒田市交流ひろばで開かれ、市民ら約50人が伝統音楽のミニライブや在住者の体験談などを通して、異国の文化に触れた。

 ケニア在住のフリーライター早川千晶さんが講演した。シマウマやキリンがいるサバンナと、高層ビルが立ち並ぶ都市部が共存し「世界の全てがそこにある」と同国の魅力を語った。一方、貧富の差が大きいことに触れ「スラムで暮らす人にとって、学ぶことが希望の光になっている」と説明。自らが支援する現地の学校と、通学する子どもの様子を紹介した。

 同国に伝わる民族音楽の演奏家・大西匡哉さん(岡山県)と早川さんらによるミニライブも開かれ、ケニアの定番曲や大西さんのオリジナル曲などを披露。参加者はケニア産コーヒーとともに楽しいひとときを過ごした。

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