新民党の葉劉氏、岡田総領事に面会

新民党の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)主席は7月11日、立法会で記者会見し、在香港日本国総領事館の岡田健一・総領事と面会したことを明らかにした。12日付香港各紙によると、葉劉氏は行政会議メンバー、立法会議員として岡田総領事に対し「日本側は国際社会の合意が得られていない状況下で一方的に福島原発の廃水を海洋放出すべきでない。国際原子力機関(IAEA)の報告は評価に参加したすべての専門家の意見を反映しておらず、報告書は日本が海洋排出を強行する許可証にはならない」と述べたと説明。さらに葉劉氏は「日本側が国際義務を履行しないばかりか、問題を1国2制度と絡めて特区政府が中央政府のやり方に追随していると妄議することは受け入れられない」と批判し、海洋放出計画を即刻中止するよう求めた。11日には新型コロナ禍後で初めてとなる立法会のレセプションが開催され、各国の在港総領事と名誉領事が招かれたが、日本からは出席者がいなかった。

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