成年後見人が預金口座から300万円着服疑い 福祉支援NPOの相談員だった男逮捕

京都地検

 成年後見人として管理していた預金口座から300万円を着服したとして、京都地検特別刑事部は12日までに、業務上横領と有印私文書偽造・同行使の疑いで、京都府向日市の会社役員の男(65)を逮捕した。11日付。認否は明らかにしていない。

 逮捕容疑は2020年8月~21年11月、被後見人の口座から6回にわたって計300万円を横領。さらに被後見人の母親名義の受領書2通を偽造し、京都家裁に提出した疑い。

 地検によると、男は福祉支援などに取り組むNPO法人の相談員を務めていたという。家裁の告発で発覚した。

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