石組み、サクラマス住みやすく 神通川で環境整備

川底に石を積み上げる参加者=富山市婦中町成子

 国土交通省富山河川国道事務所は12日、富山市婦中町成子の神通川西派川で、魚類が生息しやすい環境を整える「石組み工」を実施し、サクラマスの幼魚約3千匹を放流した。

 県立大と神通川を楽しむ会、富山漁協、県農林水産総合技術センター水産研究所、県などの約40人が参加した。参加者は川底に石を積み、流れに変化をつけて、魚の休める場所を作った。体長約10センチの幼魚をバケツに入れ、そっと川に放った。

 県立大工学部環境・社会基盤工学科4年の丹羽遥香さんは「大変だったけれど、サクラマスにとって良い環境になればうれしい」と話した。

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