中国、国務省をハッキングか 米国務長官の訪問直前に発覚

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズは12日、中国のハッカーが5~6月、国務省のメールアカウントを攻撃したと報じた。米当局者の話として伝えた。6月16日にブリンケン国務長官が訪中するためワシントンを出発する直前に発覚したという。中国の軍や情報機関と関係したハッカーの仕業とみられ、米当局が捜査している。

 同紙によると、ハッカー攻撃は特定の当局者らのメールアカウントを標的にし、機密情報は盗まれていないとしている。マイクロソフト社が調べたところ、中国のハッカーは政府機関を含めた25の組織でメールアカウントを狙った攻撃を仕掛けていたことが判明したという。

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