夏風邪の一種で乳幼児を中心に流行するヘルパンギーナについて、県衛生研究所が12日に公表した1定点当たりの患者報告数(3~9日)は11.18人で、2週連続で国の警報レベル(6人)を超えた。県は手洗いの徹底など予防を呼びかけている。
県内28の小児科定点医療機関からの報告を基に、1週間の発生動向をまとめている。1定点当たりの患者報告数は保健所別で置賜21人、庄内14.29人、山形市8.67人、最上5.67人、村山5.57人。置賜、庄内で引き続き、患者数の増加が目立っている。
ヘルパンギーナは5歳以下がかかりやすく、発熱や口の中に水ぶくれのような発疹ができるなどの症状がある。県内では例年、7~8月にかけてピークを迎える。県は手洗いなどによる予防に加え、感染後に脱水症状にならないよう意識的な水分補給を求めている。