MSの買収阻止求め上訴へ 米当局、ゲーム会社巡り

米マイクロソフトと米ゲーム会社アクティビジョン・ブリザードのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米連邦取引委員会(FTC)は12日、米マイクロソフト(MS)によるゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収差し止めを求める仮処分申請が棄却されたことを不服として、連邦高裁に上訴する方針を示した。

 米カリフォルニア州サンフランシスコの裁判所が11日、買収がゲーム業界の競争環境を悪化させるというFTCの主張は認められないとして棄却していた。

 MSは2022年1月に人気ゲーム「コール・オブ・デューティ」で知られるアクティビジョンを687億ドル(約9兆5千億円)で買収すると発表。FTCは12月に買収の差し止めを求めて提訴し、今年6月に仮処分を申し立てた。

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